私の心臓は鼓動を止めた

シラーのみ使用。レスケルド村、花崗岩質砂層の丘陵地帯、標高600mの南・南東向き斜面。他にない土壌で、ミネラル成分が多く、石英、雲母、長石、どれも風化したもの。酸性土で、見た目は痩せているが、水はけが良い割に、驚くほど肥沃な土地である。根が張りやすく、水が行き渡りやすい。

ブドウ畑の面積は3ヘクタールほどで、樹齢30年ほどのゴブレ仕立ての樹々は、2007年に手に入れ、一本一本に2.1mの支柱を立てた。剪定は、花芽ひとつのみ残して切り詰め。適度な摘芽、摘葉、側生芽摘み 等、一般的な手入れを施す。収穫は遅く、ヴァングローの三週間後。フレッシュな果実のトーンと、多彩なアロマを残すため、フェノール酸の熟成 よりも、糖度と酸味のバランスが最高になるのを待って収穫。醗酵は短期間で、故意に温度管理をせずに行う。その間、ルモンタージュ は力を入れ頻繁に行う。空気を十分に送り込む。20日間、果帽を果汁に沈めつつ果皮浸漬。早めにマロラクティック醗酵 に移し、亜硫酸塩を少量添加、滓引きを繰り返して素早く濁りを取る。タンクで6か月間熟成。若いワインのエネルギッシュな味わいを引き立てるため、静かに濾過し、四月から五月にボトル詰めを行う。