Le Clos des Fées

粘土・石灰質の丘陵に広がる区画の古木から取れる果実で作られたワイン。シラー、ムルヴェードル、グルナッシュ、カリニャンを同量ずつブレンド。摘芽、摘果、摘葉、側生芽 など、ブドウ作りには手間がかかる。それぞれの品種とテロワールに合わせ、タンニンの成分であるフェノール酸の熟成 が十分に終わってから収穫に移る。収穫時に選果し、その後除梗。果実は冷蔵し、運搬も冷蔵車で行う。一部は500ℓのドゥミ・ミュイ と呼ばれる新樽で醸造し、高温で発酵タンクから引き抜く。続いてすべて新樽でマロラクティック醗酵 ・熟成を行う。ルモンタージュ や滓引き、樽詰めはポンプを使わずに手作業で行う。シュルリー にて18か月熟成。濾過はしない。力強く、濃厚で、味に深みがあり、まったりとした口当たりは比類ない。それでいて、フレッシュで張りがある。若く力強いワインが好みで、ひと手間かけてデカンタができるのなら、ボトル詰めの翌年でもおいしく飲める。二年目には閉じてしまうことが多い。その後、徐々に磨きがかかり、フルーティさを残しつつ熟度を増していく。8~15年は寝かせておける。